竹の種類 先物取引 竹の道 (嵯峨野にて撮影) 竹林 (林昌寺にて撮影) 竹林 (瑞泉寺にて撮影) 荒廃した竹林 竹の種類は、世界で600種とも1200種とも言われる。日本には150種、あるいは600種があるといわれる(いずれも学説によって異なる)。 以下は、日本に生育する竹のうち、代表的なものを挙げたものである。 マダケ Phyllostachys bambusoides モウソウチク Phyllostachys heterocycla ハチク Phyllostachys nigra ホテイチク Phyllostachys aurea キッコウチク Phyllostachys heterocycla ホウライチク Bambusa multiplex ナリヒラダケ Semiarundinaria fastuosa チシマザサ(ネマガリダケ) Sasa kurilensis トウチク Sinobambusa tootsik シホウチク Chimonobambusa quadrangularis カンチク Chimonobambusa marmorea ヤダケ Pseudosasa japonica メダケ Pleioblastus simonii [編集] 利用 [編集] 素材として 枝葉を切り落とした主軸は桿(さお。竿とも書く。)と呼ばれる。内部が空洞なので、管としての性質を強く持つ。つまり、しなやかでそれなりに強い素材である。しかもそれを構成するのが細長い繊維細胞であり、これも管である。したがって、特に引っ張りには強い。しかし、横からの力には管が壊れる形での破壊が起こりやすい。また、加重を支えるのには向かない。状況に応じ、そのまま、また、割って細い板状にして使用される。横からつぶしたものはロープのようにも使える。さらに細い棒状にしたものは竹ひごと呼ばれる。 繊維が強く丈夫であり、一般の材木と同様に建材として利用される。また、弾力性に富んでいるため、バネ様の素材として利用される場合もある。さらに、細工が容易なので、簡易的な利用にも向く。 伐採したままの青竹、火であぶって油抜き(水分を除去する)をしたもの、さらにあぶってある程度炭化させたもの、伐採後数ヶ月から数年間自然に枯らしたもの、家屋の屋根裏で数十年間囲炉裏や竈の煙で燻された煤竹と、種々の素材が得られる。これらは弾力性、硬さ、耐久性などが異なり、利用目的によって使い分けられる。 青竹は容易に入手できるが、耐久性に問題があり、使い捨ての感が強い。煤竹は独特の色(煤竹色)をしており、硬く、耐久性に富むが、入手は困難である。 桿はほぼ円柱状で中空であり、きわめて軽くて丈夫であり、非常によくしなる。そのため釣り竿や棒高跳の竿などの特殊な使用例がある。 投資信託 伐採の時期により耐久性に違いがあることが知られる。一般的に、水を上げている活動期に伐採された物は耐久期間が短く、晩秋から冬の休眠期に伐採された物は耐久期間が長い。 [編集] 材木として 竹小舞:和風建築の塗り壁の素地 竹筋コンクリート:鉄が不足していたときには使われていた(原ノ町駅などの建築物に現存する)。 床材 すだれ 建築外部足場:日本ではあまり見ないが、香港や台湾、中国、東南アジアでは、比較的高いビルの建築現場でも足場材として使われる。 冬囲いの材料 竹垣 [編集] パイプ・容器として ある程度の長さに切り、途中の仕切りを突き抜けば、立派なパイプができる。大きいものは直径10cmくらいから細いものまで、自由に選べる。また、これを縦に半分に切れば、水を流したりするのに便利である。 火吹き竹: かまどの火に空気を送るために使う、風呂や焚き火にも使う。 吹き矢の筒 樋: 半割にし節をそぎ落とした状態で利用する。軒に渡すことで雨どいにしたり、流しそうめんの流路、水飲み場の導水、温泉の湯冷まし路などに利用される。 楽器: 日本では尺八、篠笛、能管、龍笛、笙、篳篥などの竹製管楽器が伝統的。外国には竹製の打楽器や琴がある。竹製楽器のみのオーケストラ団がある。バリ島のジェゴグも有名。 キセルの羅宇(筒) 水鉄砲・紙玉鉄砲 ししおどし 竹筒: 一方の節を1つ残し、他方を余裕を持って切ることで、口の大きい容器となる。水をくんだり、花を生けるのにも使える。上下に節を残して切れば、密閉された部屋が手に入る。片方に小さな穴を開ければ、口の小さな容器になる。水筒などに。また、これに米を詰め、火にかける調理法がある。 竹を切らない、あるいは一つの節をそのままにした場合、密閉された容器となり、これを火中に投入すると派手な音を立てて破裂する。これが爆竹の由来である。 [編集] ロープとして 樽のたが 工芸品・日用品の素材として 手に入りやすく、削る・曲げるなどの加工がしやすい。繊維の方向がはっきりしており、それに沿った方向には細かく割りやすい。節の部分で割れが止まるため、同質で同じ長さの棒状のものを量産しやすい。細く薄く削れば、その厚さ次第で適度な弾力の先端を得られる。さらに、無加工の状態でも比較的腐食しにくく保存が容易である。 細工や工芸の材料によく使われる。子供のおもちゃなどにもよく利用される。工芸品としては、表面に様々な模様のはいるものが珍重されるものがあり、菌類による侵食を利用したものもある。 FX うちわ・扇子の骨 ざる 籠 串:焼き鳥の串などに利用されている。 楊枝 竹ひご:模型飛行機などの素材として使われる。 竹とんぼ 竹馬 耳掻き 筆の軸 竹ペン ものさし:温度変化による伸縮が少ない性質を利用。かつては計算尺の素材としても用いられた。 釣り竿 箸・菜箸 竹箒・熊手 易の筮竹 茶筅 茶杓 柄杓 レコード針 フィラメント:トーマス・エジソンが白熱電球を改良した際、日本(京都府八幡市男山)の竹をこれに使い、実用レベルの白熱電球を開発した。 杖 物干しざお:そのまま使用したり、ポリ塩化ビニルを巻いたものがある。最近は鉄、アルミなどを使用したものが主流となっている。 竹刀:剣術の訓練や、それを競技化した剣道で用いられた。 和弓と矢:どちらも竹から作られた。矢の方はヤダケから作る。現在は弓はガラス繊維強化プラスチック (GFRP) や炭素繊維強化プラスチック (CFRP) を用いた複合材料製、矢はジュラルミン製や炭素繊維強化プラスチック製が主流。 棒高跳の棒:現在はガラス繊維強化プラスチックが使用されている。 鉄道踏切の遮断機 竹槍:かつては百姓一揆などに際して利用された。太平洋戦争中、政府は「一億玉砕」の精神を婦人に植えつける目的で竹槍の訓練を行ったが、これに対して評論家の新名丈夫が非難した事から、後に竹槍事件と呼ばれる事件にも発展した。 竹ナイフ:材に珪酸を多く含むため、切り口を鋭くすることにより刃物として利用できる。 スキー・スケートの材料としてかつて使われていた。スキーのストックには特に加工されていない竹竿をそのまま利用していた。 麻雀牌: 牌の背の部分に竹を使用したものがある。最近は「ガン牌」の防止や全自動卓の普及により、竹を使用したものはほとんどない。 青竹踏み バンブーダンス 竹皮は、筍の最外層を覆っている薄い皮で、成長とともに自然に剥がれ落ちる。防水性と殺菌作用があるため、肉や羊羹などの食品の包装材として用いられたほか、草履などの材料としても利用される。 ササラ電車: 路面電車の線路上の雪を、竹でできたブラシを回転させて除雪する車両。 花入 くす玉(竹かごの上に紙や造花を貼り合わせる) 食材として 筍(たけのこ) メンマ(麺麻)。シナチク(支那竹)とも。 実。窮乏期にはその実も食べたという。その栄養価は小麦に匹敵するともいわれている。 日経225 [編集] 生薬として ハチクまたはマダケの葉は、竹葉(ちくよう)という生薬で解熱、利尿作用がある。 葉を酒に漬けて香りを付けた竹葉青というリキュールが中国にある。 ハチクまたはマダケの茎の外層を削り取った内層は、竹茹(ちくじょ)という生薬で解熱、鎮吐などの作用がある。 タンチク、 ハチクの茎を火で炙って流れた液汁は、竹癧(ちくれき)という生薬である。 [編集] 繊維原料として 中国四川省や広西チワン族自治区などの一部製紙工場は竹を原料としたパルプを製造し、紙にまで加工している。 竹を扱った作品 竹取物語 舌切り雀 美女と竹林(2008年8月22日発売、単行本、光文社) 森見登美彦の虚実取り混ぜたエッセイ。知人の所有する竹林の管理を任された作者の苦闘を書く。 [編集] 竹にまつわる習俗・慣習 青々としてまっすぐ伸びる様子から、榊(さかき)とともに清浄な植物のひとつとされている。 地鎮祭などで、四隅に立てられる青竹のことを忌竹(いみだけ)という。あるいは「斎竹」とも書く。 3本の竹を松で囲み、荒縄で結んだものを門松という。 竹の花が咲くと不作、不吉の前兆だという民間伝承がある。 竹は種類によるが、前述のように数十-100年に1度花を咲かせ、結実し枯れる。この実をネズミ等が好んで食べ、大繁殖して農作物に被害を与える、というのがこの伝承の根拠のひとつ。花が咲くと竹が枯れるのは事実で、近年、中国四川省ではジャイアントパンダの生息地付近の竹やぶで大規模に花が咲き、食物となる竹が枯れるため多数のジャイアントパンダが保護を必要としている。またインド北部では、竹が花を咲かす頃、農作物を守るためにネズミ駆除の準備を始めるなどの対策をし、成果を上げている。 七夕 松、竹、梅3つをあわせて松竹梅(しょうちくばい)と呼び、縁起のよいものとされる、もとは厳寒の三友と呼ばれ中国画での画題が日本に伝わったもの、符牒としても使われる。他にも竹・梅・蘭・菊をあわせた四君子等もある。 外為